建設業手続き300件以上の豊富な実績/相談無料!/建設業許可:29,800円~/サービスNo.1宣言!

建設業許可インフォメーション

建設業

建設業の業種について~4~(石工事業・屋根工事業)

2017.07.26更新

続いて「石工事業・屋根工事業」についてです。

「石工事業」とは?

石工事業とは石材(石材に類似のコンクリートブロック及び擬石を含む。)の加工又は積方により工作物を築造し、又は工作物に石材を取付ける工事

木を扱うのは大工さんですが、石を扱うのは石工さんと言われてます。 「石工」は「いしく」と読み、大工と並び歴史的にも建造物施工に必要とされてきた専門技術職です。

御本殿、御本堂の建築石材、各種供養塔、各種石像、鳥居、狛犬、灯籠、太鼓橋など、境内における石造物をつくる工事も石工事の許可が必要となります。

では工事の具体例をみていきましょう。

石積み(張り)工事、コンクリートブロック積み(張り)工事、墓石工事、石鳥居の設置工事、石材加工工事等々です。

石積み工事は、お城や京都の嵐山の川沿い(渡月橋)等、石を積み上げて工作物を作る工事ですね。

コンクリートブロック積み(張り)工事もその名前の通りです。 一戸建ての周囲を囲んでる擁壁(ようへき)などにあたります。 ちなみにこのブロックの厚みは大体10cmなんで定規の代わりにもなります!

墓石とか石鳥居や石材加工については、先ほど述べたとおりです。

他の専門工事との境界

『とび・土工・コンクリート工事』における「コンクリートブロック据付け工事」並びに『石工事』及び『タイル・れんが・ブロツク工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」間の区分の考え方は以下のとおりである。

  • 根固めブロック、消波ブロックの据付け等土木工事において規模の大きいコンクリートブロックの据付けを行う工事、プレキャストコンクリートの柱、梁等の部材の設置工事等が『とび・土工・コンクリート工事』における「コンクリートブロック据付け工事」である。
  • 建築物の内外装として擬石等をはり付ける工事や法面処理、又は擁壁としてコンクリートブロックを積み、又ははり付ける工事等が『石工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」である。
  • コンクリートブロックにより建築物を建設する工事等が『タイル・れんが・ブロツク工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」であり、エクステリア工事としてこれを行う場合を含む。

用語解説その1「エクステリア工事とは」

外部、外面、外観という意味が有り、エクステリア工事の代表例としては外壁や庭園、ブロック工事や土留め工事など外構の工事のことをいいます。家の外観全体の工事というイメージでOKです。

資格のお話し(石工事業編)

以下の資格を有する場合、建設業許可(一般)における石工事業の専任技術者になることができます。

  • 1級土木施工管理技士
  • 2級土木施工管理技士(土木)
  • 1級建築施工管理技士
  • 2級建築施工管理技士(仕上げ)
  • 技能検定の1級『ブロック建築、ブロック建築工、コンクリート積みブロック施工』のいずれか
  • 技能検定の2級『ブロック建築、ブロック建築工、コンクリート積みブロック施工』のどれか+合格後3年間の実務経験 ※平成16年4月1日の時点で2級に合格して入れば実務経験は1年で可。
  • 技能検定の『石工・石材施工・石積み』のいずれか

次は「屋根工事」についてです。

屋根工事業とは?

瓦、スレート、金属薄板等により屋根をふく工事のことをいいます。

工事の具体例としては「屋根ふき工事」です。

用語解説その2「屋根をふく」

屋根をおおうことを「葺(ふく)」ということから「屋根ふき工事」と呼ばれます。

材料問わず、屋根を葺いたら屋根工事と分類されます。

他の専門工事との境界

下記の中では太陽光発電設備に注意が必要です。

「瓦」、「スレート」及び「金属薄板」については、屋根をふく材料の別を示したものにすぎず、また、これら以外の材料による屋根ふき工事も多いことから、これらを包括して「屋根ふき工事」とする。したがって板金屋根工事も『板金工事』ではなく『屋根工事』に該当する。

  • 屋根断熱工事は、断熱処理を施した材料により屋根をふく工事であり「屋根ふき工事」の一類型である。
  • 屋根一体型の太陽光パネル設置工事は『屋根工事』に該当する。
  • 太陽光発電設備の設置工事は『電気工事』に該当し、太陽光発電パネルを屋根に設置する場合は、屋根等の止水処理を行う工事が含まれる。

資格のお話し(屋根工事業編)

以下の資格を有する場合、建設業許可(一般)における屋根工事業の専任技術者になることができます。

  • 1級建築施工管理技士
  • 2級建築施工管理技士(仕上げ)
  • 1級建築士
  • 2級建築士
  • 技能検定の1級建築板金
  • 技能検定の2級建築板金+合格後3年間の実務経験
  • 技能検定の1級板金(選択科目:建築板金作業)
  • 技能検定の2級板金(選択科目:建築板金作業)+合格後3年間の実務経験
  • 技能検定の1級板金工(選択科目:建築板金作業)
  • 技能検定の2級板金工(選択科目:建築板金作業)+合格後3年間の実務経験
  • 技能検定の1級かわらぶき
  • 技能検定の2級かわらぶき+合格後3年間の実務経験
  • 技能検定の1級スレート施工
  • 技能検定の2級スレート施工+合格後3年間の実務経験 ※技能検定2級達はは平成16年4月1日の時点で2級に合格して入れば実務経験は1年で可。

次回に続きます。